今回は、中古ボート購入の体験談として、実際に私がYAMAHAのYF-23を選んだ経緯をまとめます。これからボート購入を検討している方にとって、判断材料になる内容です。
中古ボートを購入したきっかけ
船を購入したのは2020年8月頃です。
きっかけは同年5月のゴールデンウィークにレンタルボートを借りたことでした。このときに係留場所を見つけたことで、「自分のボートを持つ」という現実的な選択肢が見えてきました。
当時はボートに関する知識はほとんどなく、そこから手探りで船探しをスタートしています。
なお、係留場所を見つけた経緯については前回の記事で詳しく書いています。
→ 大阪でボートの係留場所を見つけた方法|紹介が必要だったリアルな体験談
その際に係留場所の確保ができたことで、「自分のボートを持つ」という現実的な選択肢が見えてきました。
ボート選びで最初に決めた条件
まず最優先で決めたのは次の2点です。
トイレ付きであること
バウキャビンがあること
理由はシンプルで、長時間の釣行でも安心して過ごせる環境が必要だったからです。
トイレは緊急時の安心材料になりますし、キャビンは休憩や天候回避に使えるため、結果的に同乗者の満足度にも直結します。
船外機・ドライブ艇で悩んだポイント
購入検討時に多くの人が悩むのが、船外機・ドライブ艇・シャフト船の選択です。
私はメンテナンス性を優先して船外機艇を選びました。
また自分でできるだけ整備しようと思っていました。
頼むと高いので💦
また、釣り場を明石方面と想定すると、係留場所から約50〜60kmの移動が必要になります。レンタルで使った21フィート・90馬力のボートではパワー不足を感じていたため、より高馬力の船を選ぶ必要があると判断しました。
予算と中古艇の探し方
予算は400万円以下に設定しました。
探し方としては、インターネットを中心に以下を活用しました。
中古艇サイト
ヤフオク
メルカリ
ジモティ
さらに、候補に上がった船はすべて一覧表にまとめ、エンジン馬力・使用時間・装備・価格などを比較して絞り込んでいきました。
この作業をすることで、自分にとって必要な条件が明確になります。
実際に見学した体験談
候補が出てきた段階で、実際に現地へ見学にも行きました。
中でも印象に残っているのが、千葉県にあったYF-23の見学です。
大阪から日帰りで向かい、新幹線で東京へ、そこからレンタカーで木更津まで移動しました。レインボーブリッジを初めて渡ったのもこの時で、強風の中を走った記憶が残っています。

現地に到着すると、船はマリーナで陸揚げされた状態でした。当日は風が強く、試乗はできませんでしたが、外観や装備を細かくチェックしていきます。
正直、この時点で「ここまで来たし、よほど問題がなければ買う」という気持ちはありました。
売主の方も丁寧な対応で、大阪から来たということでお土産まで用意していただき、安心感がありました。
この「人」で判断できたのも大きかったと思います。
最終的に選んだYF-23の詳細
最終的に選んだのは千葉県にあったYF-23です。
装備は以下の通りです。
トイレ付き
魚探2基
スパンカーあり
エンジン175馬力
アワー約1000時間
アワーが1000時間という点は正直悩みました。当時は「1000時間でエンジン載せ替え」という考え方も一般的だったためです。
ただ、遊漁船として使用されており、定期的にメンテナンスされていたこと、さらにロアケースも交換済みという点が判断材料になりました。




購入の決め手と不安だったポイント
実際に千葉まで見学に行き、船の状態と売主の対応を確認しました。
強風のため試乗はできませんでしたが、外観や装備の状態は問題なし。売主も丁寧な対応で、信頼できると判断しました。
最終的には「多少不具合が出てもエンジン載せ替えを前提に考える」という割り切りで購入を決めています。
購入価格と値段交渉のリアル
当初の提示価格は約120万円でした。
エンジンの状態を踏まえて交渉し、最終的に100万円で成立しました。
2026年現在の相場で考えると、かなり安い価格で購入できたと思います。
その後、数年後にエンジン載せ替えました。
最終的にかかった費用の内訳
実際にかかった費用は以下の通りです。
船体代金 100万円
運搬費用(クレーン代含む)10万円
修理・メンテナンス費用 10万円
合計:約120万円
なお、船体は先端部分のFRPが欠けていたため、大阪に搬入後マリーナで修理しています。
陸送と搬入で苦労した話
購入後に一番苦労したのが輸送です。
現地では大型トラックが入れない環境で、さらに大阪側でもクレーン設備が必要でした。
そのため以下を同時に探す必要がありました。
船を陸揚げできる場所
大阪で降ろせる場所
陸送業者
陸送費は大きく差があり、40万円近い業者もあれば、最終的には約5万円で対応してくれる業者を見つけることができました。
中古ボート購入で学んだ注意点
今回の経験から重要だと感じたのは以下です。
事前に条件を明確にする
必ず現地確認をする
エンジン状態は最悪を想定する
輸送方法まで含めて計画する
中古ボート購入は価格だけで判断すると失敗します。トータルでのコストと手間を見て判断することが重要です。
中古ボート購入で感じたこと
こうして振り返ると、中古ボート購入は「船を買う」というより、「理想の遊び方を作っていく作業」だったように思います。
当時は知識もなく、係留場所探しから始まり、船選び、現地見学、価格交渉、陸送手配まで、すべてが初めての経験でした。
特に中古艇は、同じ船が二つとありません。
年式や装備はもちろん、前オーナーがどのように扱ってきたかでも状態は大きく変わります。そのため、スペックだけで判断するのではなく、実際に現地へ行き、自分の目で確認することがかなり重要だと感じました。
また、購入価格が安くても、輸送費や修理費、メンテナンス費用など、あとから必要になるお金も意外とかかります。
今回のYF-23も、結果的には総額120万円ほどで購入できましたが、遠方だったこともあり、輸送や搬入の手配にはかなり苦労しました。
それでも、自分で探して、自分で決めて購入した船には特別な愛着があります。
今振り返ると、千葉まで日帰りで見に行ったことや、強風のレインボーブリッジを渡ったこと、陸送業者を探して何度も電話したことまで、すべてが良い思い出です。
そして、このYF-23との出会いから、私の釣りボートライフが本格的にスタートしました。
これから中古ボート購入を考えている方は、価格だけではなく、「自分がどんな遊び方をしたいのか」をイメージしながら選ぶと、後悔の少ない船選びができると思います。
